真多呂人形の特徴とよさ
真多呂人形はおおらかな表情が魅力の生命力のある人形です。
お顔の特徴としましては、決して大げさな表情を制作されているわけではないのですが、静かな中にも力強い意志を感じさせる迫力のあるお顔をしています。
きめ込み式の制作方法で、着物の部分部分に合わせてカットされた美しい布を、特別な手を使って端のほうから織り込むように埋め込んでゆくのですが、丁寧に作らないと、あとからほつれが端のほうから気になってしまったりする、かなり神経を使う技法なのですが、もちろんほつれ等は皆無で、その完成度の高さと、神経の細やかさに目を見張ります。
失敗の全くない完成度の高い細やかな作業からも、作家さんの長年の切磋琢磨の跡が見受けられますし、輝く技術力も見て取れます。
お顔立ちのほうは、一見仏さまかと思うほど穏やかですので、見ているほうもお部屋に飾っているだけで癒しの空気が流れてゆくのだろうなと想像できます。
特にホームページにも表示されている、花嫁さんの白無垢姿の人形は、白を基調とした神秘的な美しさを放っており、見るものの目を釘付けにすること間違いなしだと思います。
そのほかにも五月人形、ひな人形等様々なニーズに対応できるように制作されていますので、探している人形が見当たらないという可能性は低いと考えられます。